日本ペイント
日本ペイントは、1881年創業された伝統のある塗料メーカーで国内市場シェア率1位に位置しています。
建築・自動車・船舶用塗料・工業用塗料・家庭用塗料などを扱う国内最大手の総合塗料メーカーです。
主力商品は、ラジカル制御型塗料「パーフェクトトップ」が挙げられ、コストパフォーマンスに優れた商品で、一般家庭の外壁塗装で使われていることが多いです。
創業年 | 1881年3月 |
本社の所在地 | 〒140-8677東京都品川区南品川4丁目7番16号 |
シェア率 | 56.8% |
代表商品 | ラジカル制御型塗料「パーフェクトトップ」 |
会社の特徴 | コストパフォーマンスに優れ、一般家庭の外壁塗装で使われている商品が多い |
関西ペイント
日本ペイントは、1918年に創業された伝統のある塗料メーカーで国内市場シェア率2位に位置しています。
1926年に国産初のラッカー「セルバ」を発売開始してから、多数の塗料商品を販売しており、代表商品として長い耐用年数を誇るラジカル制御型塗料「アレスダイナミックトップ」が有名です。
創業年 | 1918年(大正7年)5月 |
本社の所在地 | 〒541-8523大阪府大阪市中央区今橋2丁目6番14号 |
シェア率 | 26.5% |
代表商品 | アレスダイナミックトップ |
会社の特徴 | 長い耐用年数を誇るラジカル制御型塗料の販売が強み |
エスケー化研
シェア6.2%
エスケー化研は1955年創業の塗料メーカーで、国内3番目に大きな売上げがあります。
建築仕上げ塗材の国内シェアは53%(2017年度)に達し、建築仕上げ塗材において、最も多く採用されているメーカーです。
代表商品としては、コストパフォーマンスに優れたラジカル制御型塗料「プレミアムシリコン」や、屋根用遮熱塗料の「クールタイト」が挙げられます。
創業年 | 1955年4月 |
本社の所在地 | 〒567-0034大阪府茨木市中穂積3-5-25 |
シェア率 | 6.2% |
代表商品 | プレミアムシリコン |
会社の特徴 | 建築仕上げ塗材国内シェア一位 |
大日本塗料
シェア4.5%
大日本塗料は、1929年創業の塗料メーカーで、高い売上を誇ります。
構造物の重防食用を中心に、建築物や自動車補修用の塗料も販売しています。
特に、環境に優しいDNT水性重防食システムを開発・販売していることで注目を集めています。
重防食システムとは、橋や鉄塔などの塗装の耐用年数を長く保つための工事方法です。
また、大日本塗料の代表商品には、エコクールシリーズの「エコクールスマイルF」があります。
エコクールスマイルFは、紫外線を反射させることによって高い遮熱性を持つ塗料です。
セラミックを配合しているため、塗膜の表面が汚れにくいという特徴もあります。
創業年 | 1929年7月 |
本社の所在地 | 〒542-0081大阪府大阪市中央区南船場1-18-11 SRビル長堀 |
シェア率 | 6.2% |
代表商品 | エコクールスマイルF |
会社の特徴 | 高い遮熱性を持つ塗料の販売が強み |
菊水化学工業
菊水化学工業は1959年創業の塗料メーカーです。
事業内容は、特殊機能性材料・建築仕上げ材の製造販売、建築・土木材料、機械器具の製造販売となっています。
業界で唯一、下地調整材からデザイン性に優れた仕上げ塗材まで幅広く開発しています。
また、キクスイは塗料の色が豊富なことでも知られており、他社を圧倒する1200色のオリジナルカラーが魅力です。
代表塗料としては、結露防止塗料として30年の実績を誇る「ケツロナイン」や、日進産業との業務提携で発売された「キクスイガイナ」などが挙げられます。
創業年 | 1959年5月 |
本社の所在地 | 〒460-0002愛知県名古屋市中区錦二丁目19番25号日本生命広小路ビル |
シェア率 | |
代表商品 | ケツロナイン |
会社の特徴 | 結露防止塗料として30年の実績 |
水谷ペイント
水谷ペイントは、1922年創業の合成樹脂塗料の第一号を開発した塗料メーカーです。
また、業界で初めてCCM(コンピュータ・カラー・マッチングシステム)を導入しました。
「人にやさしく・地球にやさしく」をコンセプトに、1991年には塗料業界として初めて低VOC(揮発性有機化合物)化対応の水系塗料「ポリマテックス」「水系ダントップR」がエコマークに認定されました。
最近では産・学・官の連携開発により、最先端のナノテクノロジーを駆使したエコ塗料「ナノコンポジット」の開発に成功。環境対策に積極的に取り組んでいるメーカーです。
創業年 | 1922年3月 |
本社の所在地 | 〒532-0006大阪府大阪市淀川区西三国4丁目3番90号[1] |
シェア率 | |
代表商品 | ナノコンポジット |
会社の特徴 | 最先端のナノテクノロジーを駆使したエコ塗料に特化 |
アステックペイントジャパン
アステックペイントは2000年創業のオーストラリアに本社をおく塗料メーカーです。
仲介業者を介さずメーカーが塗装店に直接塗料を販売する直販体制が有名で、日本の戸建て塗装においても人気が高まっています。
代表商品としては、アステックペイントジャパン独自開発の「低汚染リファイン」シリーズが挙げられます。
創業年 | 2000年10月 |
本社の所在地 | 〒〒811-2233福岡県糟屋郡志免町別府北4-2-8 |
シェア率 | |
代表商品 | 「低汚染リファイン」シリーズ |
会社の特徴 | 仲介業者を介さずメーカーが塗装店に直接塗料を販売する直販体制 |
ロックペイント
ロックペイントは1929年創業の総合塗料メーカーです。
ラッカー性塗料の製造から始まり、車両用塗料・建築用塗料・工業用塗料・家庭用塗料を製造販売しています。
建築用塗料でも有名であるほか、車両塗料分野においても国内でトップクラスを誇るブランドです。
一般住宅の塗装に利用する塗料としては、省エネ効果のある「シャネツロック」シリーズや、低汚染性の高耐久塗料「ハイパーユメロック」などが有名です。
創業年 | 1929年 |
本社の所在地 | 〒555-0033大阪府大阪市西淀川区姫島3丁目1番47号 |
シェア率 | |
代表商品 | 「シャネツロック」シリーズ |
会社の特徴 | 車両塗料分野においても国内でトップクラスを誇る |
AGCコーテック
AGCコーテックは1963年創業の塗料メーカーです。
事業内容は、建築用・工業用・防食用各種フッ素樹脂塗料の製造販売、建築用仕上げ塗料・塗材の販売、電子部材・フィルムなどのフッ素樹脂コーティング材の製造販売となっています。
フッ素樹脂樹脂塗料のリーディングカンパニーとして信頼性が高く、「素材の会社AGC」のテレビCMなどでもおなじみの塗料メーカーです。
「メイクUPショップ」と呼ばれる施工店ネットワークを独自で設けており、代表塗料であるフッ素塗料「ルミステージ」は施工店として認められた塗装業者しか使用できません。
創業年 | 1963年 |
本社の所在地 | 〒100-8405東京都千代田区丸の内一丁目5番1号(新丸の内ビルディング) |
シェア率 | |
代表商品 | フッ素塗料「ルミステージ」 |
会社の特徴 | 「素材の会社AGC」のテレビCMなどでもおなじみの塗料メーカー |
日進産業
日進産業は1977年創業の塗料メーカーです。
断熱塗料の研究・開発を長年続け、JAXAが開発した断熱技術を応用し、塗装で断熱できる「ガイナ(GAINA)」を開発して一躍人気メーカーとなりました。
日進産業はガイナの開発によって、ISO認証取得し、岩谷直治記念賞・東久邇宮記念賞など数多くの章も受賞しています。
最新技術で非常に注目されている塗料メーカーといえるでしょう。
創業年 | 1977年 |
本社の所在地 | 東京都中央区入船一丁目4番10号 八丁堀プレイス |
シェア率 | |
代表商品 | ガイナ(GAINA) |
会社の特徴 | 日進産業はガイナ(GAINA)の開発によって、数多くの章を受賞 |
アサヒペン
アサヒペンは、1940年に大和塗料工業所として発足した塗料メーカーです。
その後、1962年には家庭用塗料の専門メーカーに転身。
1965年に株式会社アサヒペンと改称しました。
以来、家庭で使いやすい安全な製品の開発をすすめ、家庭用塗料のトップメーカーとして知られています。
創業年 | 1940年10月 |
本社の所在地 | 〒538-8666大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目1番12号 |
シェア率 | |
代表商品 | 各種塗料、住宅用洗浄剤・補修材等のホームケア用品その他製品の輸入・製造ならびに販売 |
会社の特徴 | 家庭用塗料のトップメーカー |
日本特殊塗料
日本特殊塗料は、1929年6月創業の塗料メーカーで、80年以上にわたり、特殊塗料の研究に尽力しています。
航空機用塗料の開発で培った技術をもとに、さまざまな塗料を開発。遮熱塗料のシェアは国内トップクラス。
創業年 | 1929年6月 |
本社の所在地 | 〒114-8584東京都北区王子3丁目23番2号 |
シェア率 | |
代表商品 | 超高弾性壁面防水化粧材「ハイプルーフ」 |
会社の特徴 | 遮熱塗料のシェアは国内トップクラス |
スズカファイン
スズカファインは、1948年創業の建築塗料総合メーカーです。
特に環境問題に目を向け、地球にも人にも優しい水性塗料を開発し、販売しています。
ISO9001認証を取得しており、安定した品質の塗料をユーザーに提供しています。
創業年 | 1948年9月 |
本社の所在地 | 本社 〒510-0101 三重県四日市市楠町小倉1058-4 |
シェア率 | |
代表商品 | 国内初の太陽熱反射塗料「クールトップ」 |
会社の特徴 | ISO9001認証を取得しており、安定した品質の塗料をユーザーに提供 |
ダイフレックス
ダイフレックスは、1964年創業の塗料メーカーです。
建築防水の分野において、50年以上国内トップクラスのシェアを誇る。
老舗外壁塗材メーカーの恒和化学工業もダイフレックスの傘下に。
創業年 | 1964年4月1日 |
本社の所在地 | 〒163-0825東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル25F |
シェア率 | |
代表商品 | |
会社の特徴 | 材料は技術訓練を実施した業者に販売し認定する制度を採用 |
トウペ
トウペは、1915年創業した総合塗料メーカーです。
ZEONグループの会社。環境にやさしい、高機能商品の開発に努める。
創業年 | 1915年12月 |
本社の所在地 | 〒592-8331大阪府堺市西区築港新町1-5-11 |
シェア率 | |
代表商品 | |
会社の特徴 |
ピアレックス・テクノロジーズ
ピアレックス・テクノロジーズは1967年創業の塗料メーカーで、機能性コーティング材の開発、設計、製造、販売、施工となっています。
ピアレックスは光触媒コーティングのメーカーとして有名で、代表塗料である「ピュアコート」シリーズは、光触媒塗料の中ではトップクラスのシェアを誇ります。
また、独自のコンクリート再現工法「N-RCシステム」なども有名です。
創業年 | 1967年7月 |
本社の所在地 | 〒595-0016 大阪府泉大津市条南町4-14 |
シェア率 | |
代表商品 | 「ピュアコート」シリーズ |
会社の特徴 | 光触媒塗料の中ではトップクラスのシェア 独自のコンクリート再現工法「N-RCシステム」なども有名 |
プレマテックス
プレマテックスは1999年創業の塗料メーカーです。
事業内容は、建築用塗料の開発製造販売・技術管理サービス・各種建築資材販売・販売促進の企画提案・企業広告、商品広告の企画制作デザインとなっています。
比較的歴史の浅い塗料メーカーですが、無機塗料のメーカーとして地位を確立しています。
代表塗料としては、圧倒的な耐用年数と低汚染性で知られる無機塗料「タテイル2」や、断熱塗料「シャダンネオ」が挙げられます。
創業年 | 1999年 |
本社の所在地 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-5-7 TOC有明ウエストタワー |
シェア率 | |
代表商品 | 無機塗料「タテイル2」や、断熱塗料「シャダンネオ」 |
会社の特徴 |
おすすめの塗料メーカーの代表商品を厳選紹介
外壁塗装を考えるとき、どの塗料を選べばいいのか悩みますよね?
外壁塗装はそこそこ値段も高いために、慎重に商品を選ばなければいけません。
この章では、機能性・コストパフォーマンスに優れた商品を、代表的なメーカーの中からピックアップして紹介しています。
外壁塗装を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
日本ペイントの水性サーモアイウォールF
日本ペイントの代表商品「水性サーモアイウォールF」です。
水性サーモアイウォールFは、外壁用塗料で高い遮熱性を持っています。
防かび・防藻、透湿性にも優れているため、日本の住宅におすすめの塗料と言えます。
関西ペイントのアレスダイナミックTOP
人気塗料第2位は、関西ペイントの「アレスダイナミックTOP」です。
人気1位の「パーフェクトトップ」と同じく、「アレスダイナミックTOP」も「ラジカル塗料」と言われる種類の塗料です。
「アレスダイナミックTOP」の一番の特徴は、高い付着力にあります。
一般的な塗料の場合、基本的に雨の日や湿度の高い日には塗装作業ができませんが、「アレスダイナミックTOP」は違います。
「アレスダイナミックTOP」は他の塗料にはない高い付着力があるため、多少濡れた壁でも塗装できます。
また、「ラジカル塗料」の中でも特に耐久性に優れているというのも、「アレスダイナミックTOP」の特徴です。
エスケー化研のエスケープレミアムシリコン
「エスケープレミアムシリコン」もラジカル塗料ですので、TOP3が全てラジカル塗料という結果となりました。
「エスケープレミアムシリコン」は耐久性に優れた「ラジカル塗料」であるというだけでなく、美しい艶があるというのも大きな特徴です。
超微粒エマルションというなめらかな塗膜で、一般的な塗料よりも艶のある仕上がりになります。(艶消しのタイプもあります)
ただ、中には「艶がありすぎる」と感じる人もいます。
エスケープレミアムシリコンを検討の際には色見本を一度確認して、イメージと相違がないか確認することをお勧めします。
アステックペイントの超低汚染リファインシリーズ
こちらは建物の美観維持を徹底的に追求した超低汚染塗料です。
汚れがつきにくい、汚れがついても落ちやすい、という効果があります。
塗りたての美しさを長く楽しみたい方におすすめです。
また屋根用・外壁用どちらも遮熱効果がついているのも特徴です。
ピアレックス・テクノロジーズのピュアコートシリーズ
日進産業のガイナ
日進産業の代表塗料「ガイナ」は、宇宙技術から生まれました。
断熱セラミック塗料であり、外からの冷気を遮る、太陽の熱を反射する、といった機能があります。
その他の特徴は以下のとおり。
・音を反射・吸収する
・結露を抑制する
・室内にマイナスイオンを帯電する
さまざまな機能があり、快適な住空間を実現できます。
カラーバリエーションが52色(製品によっては200色以上)あるのも嬉しいポイントです。
塗料メーカーを選ぶときに見るべき3つのポイント
「塗料商品が多すぎて何を基準にして選べばいいのかわからない」
たくさん情報があると、それだけ選ぶのも困難になりますよね。
この章では塗料メーカーの選び方を以下の3つのポイントの基準に沿って解説していきます。
- 機能性
- コスト
- ブランド力
それでは、以上の選び方を一つずつ紹介します。
1.機能性
機能性に優れているメーカーの塗料は、品質が良く長期間修理する必要がないため、コストパフォーマンスがいいため、商品の購入の選択肢に「機能性」を考えることは大事です。
例えば、アステックペイントの塗料は、最新技術を活用して、高い耐候性と防水性を実現しました。そのため、塗り替え回数が抑えられるので、コストパフォーマンスが良くなります。
2.コスト
塗料メーカーは「コスト」で選びましょう。
コストを抑えた塗料を選べば、負担が少なく済みます。
例えば、「エスケー化研」の塗料は、塗料3大メーカーの中では低価格なので、コストを抑えられます。
塗料の機能も大事ですが、できるだけコストを抑えた塗料を選びましょう。
3.ブランド力
ブランド力が高いメーカーは、販売実績が長期的にあり安定しています。
例えば、塗料3大メーカーの「日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研」はブランド力が高く、おすすめです。
もちろん、ブランド力によって塗料の性能が落ちる訳ではありません。
しかし、確実に安心できる塗料メーカーを選ぶなら「ブランド力」のあるメーカーを選びましょう。
まとめ
この記事では、外壁塗装の塗料メーカーについて解説しました。
塗料は、使用用途や価格も様々ですので、上記に挙げた大手の代表的な商品から選ぶといいでしょう。
最適な塗料の選び方は、①機能性②コスト③ブランド力の3つの観点から考えて、総合的に一番ポイントが高いものを選ぶことが重要です。
また、1社だけに見積を依頼するのではなく、気になるメーカー複数社から見積をとって、比較検討すればより最適な塗料が見つるのでおすすめです。